教育の理想を求めて

馬鹿にするな


単純な事を複雑にしてしまうのが馬鹿であって、複雑な事を単純に片付けられるものが天才なのである。

だからと言って何も考えずに短絡的に答えを出せと言っているわけではない。

物事は単純に進めるべきなのである。
決まった事は決まった事。
自分で決めた事を忘れたり、確認しないで、最初と違う事を言い出すから、わけがわからなくなるのである。
そうすると、相手に舐められ馬鹿にされる。

最初に決めた事を忘れて、違う事を言えば馬鹿になるという事である。

自分が、まず出した指示を確認し、記録すること。
そこから始めなければならない。
そうしなければ馬鹿になり、馬鹿にされるのである。

変に利口ぶらない事である。
できもしない事をできると言ってみたり、わからない事を知ったかぶりしたり。
わかっていないのに、わかりましたと安請け合いするから馬鹿にされる。
できない事はできない。わからない事はわからないと認めないから馬鹿になるのである。

頭が悪い奴程、理屈をこねる。自分が頭が悪い事を隠そうとして。
力のない奴程虚勢を張る。自分の力のなさを隠そうとして。
弱い犬ほどよく吠える。

馬鹿にされるのは、力がないからでも頭が悪いからでもない。
それを誤魔化そうとするからである。

最初から無理な指示を出せば、やっても無駄だからやらない。
わかっていなければやらない。
やらなければ結果は出ないから馬鹿にされるし、馬鹿にもする。
要するに無理をするから馬鹿にされるのである。

馬鹿とは何か、己を知らない。己の限界を知らない奴である。


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