教育の理想を求めて

要件定義


仕事の基本は要件定義である。
要件定義とは、実体のある事に基づいて定義することで、観念的定義とは違う。
例えば会議とは、と言葉で定義するのではなく。
何月何日に、責任者は誰で、担当は誰で、出席者は誰で、何について、どの様に検討する、あるいは決定するというように具体的な事象によって定義する。

故に、会議と言っても定義の仕方は一つではなく、無数にある。
それが要件定義である。

要件定義とは、ない法的定義ではなく。外延的定義である。

要件定義というのは、例えば、野球でいえば、誰を先発投手にし、誰に四番を打たせるか。そして、何を重視した配置をとるか。そういった実際的な決め事を通して監督やオーナーの思想・考え方を理解する。あるいは、共有化していくことを意味している。
野球とは何ぞやとか。自分のチームはどのようなチームにするのかといった事を言葉だけで表現したり、理解するのではなく。実際の事を通じで議論し、あるいは表現していくことである。

スポーツや仕事は、観念ではなく。実際の練習や試合、作業や組織などを通してお互いの考えや意見を交換する。
実務家、スポーツマンは、それが本当の姿であり、極端な場合、言葉などいらないのである。

基本的に実務の世界は、要件定義に基づく。また、要件定義でなければ、仕事の段取りも手順も決められないのである。
だから要件定義は、指示・命令の必要要件を満たしておく必要がある。

つまり、いつ、どこで、誰が、なぜ、何をどうするのかを手順に決めていかなければならないのか。それを明確にしておくことである。

そして、要件というのは、最初の設定に左右されるのである。だからこそ、最初は正式に決めておく必要がある。




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