教育について



エピローグ


 現代教育で最も許せない事は、子供達から、夢を奪い。自信をなくさせ。自分たちの未来や可能性を信じられなくしてしまっていることである。そして、その結果、子供達から主体性を奪い、自己を喪失させ。やがて、人格破綻をも招いているという事である。

 学校は、生きていく上で何が正しくて、何が間違っているかを教えようとしない。しかし、それに甘んじていては、何の解決にもならない。不平を言ったところでなんにもならない。その犠牲になるのは、子供達なのだ。

 子供達は、成績による言われなき、屈辱に耐えているのだ。意味もなく、馬鹿にされ、侮辱され。プライドも自尊心もボロボロだ。社会に出る頃には、ぼろ雑巾のようになってしまっている。いつまでも子供か、それとも妙に老成してしまうか。哀しいではないか。
 自分の未来も可能性も信じられないで、ただ、年をとっていくなんて。

 学校を卒業する年代には、本来揚々たる未来がある。計り知れないほどの可能性がある。未来は、子供達の者だから・・・。

 学校を作ろう。
 私は、学生運動をみながら思った。なぜ、大学の打倒なのだ。それは、破壊ではないか。確かに変革には、破壊が付き物だ。破壊だけの変革は、本当の変革ではない。破壊の後に創造がなければ、真の変革にはならない。しかし、破壊だけで終わってしまったら、なにも残らない。これからは、創造の時代にしなければならない。大学を作ろう。これからは、反大学ではなく、大学外大学でいこう。
 今、私は思う。学校を作ろう。
 我々は、物理的空間にとらわれていないだろうか。向学心さえあれば、喫茶店だって教室になる。公園だって教室になる。
 自分たちの理想の学校がないといって、自分にいいわけをしていないか。なければ作り出せばいいのだ。我々の理想を、そして、子供達の未来のために・・・。


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