教育の理想を求めて

教育の本質はいい習慣を躾ける事


私が厭なのは、簡単に諦めてしまう事なんですね。
親父によく叱られましたよ。簡単にあきらめるなと…。そして、最後まで手を緩めるなと。
最後に握るまで分からないのだから。いつもそういってました。営業の鉄則ですね。

なんというか、何が何でもという気迫ですね。

ただ、自分達より十歳くらいうえ、団塊の世代の前ですね。
その世代の人達は、確実に仕事をこなす人間がいたんですけれどね。
親父も言ってましたけれど、彼らが一様に言っていたのは、休みが多いと。
休み明けの月曜は、仕事ができないと日曜も休むことなく働いていたのに。今は週休二日どころか三日ですからね。
仕事が散漫になるというか、集中力がなくなりますね。

最近の風潮として休むことがよくて、休まないのは悪だと…。
遊休を消化しないのは、悪徳みたいな言い方が横行していて。
強制的に休ませろというのですね。
労働とか、仕事と言うのは、頭から蔑んでいて、労働者は怠け者だと言わんばかりの事を組合が言う。
労働者は、労働を尊むべきです。誇りも自信もない。
だから、教育者は教育を侮り、自身も蔑むようになるのです。

先日も、いつまでもダラダラと会議をしているから、会議室に入っていって話を聞いたのですが、この会議の責任者は、欠席していたので、責任者はどうしたのと聞いたら責任者は自分たちに任せていますと答えたので、じゃあこの会議の仕切りは、誰がやっているのかと聞いたら、わかりませんと言うので、それではこの会議の結果を誰から責任者に報告する事になっているのか聞いたら決まっていません。この会議の結論は、誰が記録するのかと言ったらそれも決めてません。この会議の事を誰に聞けばいいのかと聞いてもわかりません。それでは会議とか、打ち合わせではなくて雑談会になると最低限責任者、それから記録の担当、誰からいつどのように専務に報告するか、誰に聞けばわかるか決めておけと言っておいたのですが、後で責任者はどう報告を受けたのかわかりませんが、自分が干渉したと怒るので、そういう事ではなく組織のリテラシーの事だと言うのですが、専務は自分はすべてわかっていて頭の中に全てあると言うのです。だから、困るんだというのですが、僕の言っている意味が全く通じないですね。

それは、それで仕方がないと思うのです。僕だってかつてわけのわからない上司に仕えた事はありますから、その場合は下が実務的に処理する。そうしなければ、仕事が進まないし、責任も取れない。

ちなみに誰が責任者かと言ったらAはB、BはAと言ってました。これでは統制が取れない。それを上も下もわかっていない。
今起こっている不祥事のほとんどの根底にこの問題があります。JR、神鋼、日産、東芝、第一原発、でも当事者は何が真の原因なのかわからない。組織は、上も下も組織を動かしているルールを理解していなければいけない。それが団塊の世代は躾けていないんですよね。

だから、組織は、惰性でしか動いていない。今巨大組織が惰性で動いていて徐々に徐々に止まり始めている。また、制御不能の状態に陥っている。あの三菱ですらそうなっているんですから。

その事は、親父たちに注意したんですけどね。でも親父たちもどうしようもないと。

この様な状態は、フランス革命やロシア革命の後にも起こったんです。その後に来たのが、ナポレオン独裁とレーニンの独裁ですよ。無政府状態になりますから。

専務も、部下も僕を認めていませんから僕の言う事は聞かない。
欧米人は僕の事を聞くけど日本人は、僕より皆出来ると思っている。だから教えられない。

教えないと言っているのではなくて力を認めていない者を指導する事はできないと言っているんですね。認めていないというと認めていると怒りますが、認める認めないは感情の問題ではなく、事実なんです。事実、仕事が回らなくなり、停滞し始める。規律が乱れる。
大体、我々は、人にものを教わるのには、礼節があると厳しくしつられてきた。今の子たちは、教わってやるんだという態度ですね。少なくとも教わるという姿勢ではない。それも学校の先生が遜って教えさせていただきますという態度をとるから、人は皆平等とかいって上下関係否定した。その結果先生を尊敬する生徒が50%を切るなんて異常な事態になる。
将に天に唾する行為です。まあ、先生自体が点を信じていない傲慢なのですから自業自得と言えば自業自得です。
同一労働同一賃金も同根の思想ですね。一国の総理がそれを言い出すのですから日本はいつから共産主義になったのかと思います。
どんなチームのどんな投手でも皆同一賃金にすべきだという考え方ですからね。言い出した当人がわかっているかどうか。
認めていないという事を認めない限り、なおす事はできないんです。指導できないと同じで。極端な話、横綱も幕下も同一賃金にしろという事ですから。投手どころか、全ての野球選手を同一賃金にしろ、あるいは時間給にしろという事ですね。人と人との違いを一切認めない事が前提となります。
教えてくれないというのも相手を認めていない証拠になります。指導を受ける時は、指導を受けるための礼節がありますから。

ただ、基本的リテラシーを身につけないと組織は確実に統制が取れなくなり動かなくなります。

後は時間の問題ですね。

戦後世代には、親分とか、ボスを生み出してはならないとか、命令は悪い事と言う思想が濃厚にあるんですね。だから、子供の世界から餓鬼大将も級長もいなくなった。餓鬼大将が力を象徴していたとしたら、級長は、秩序ですね。それか戦後教育の中で消えていった。
その裏にいるのは日本と敵対する勢力、日本を占領しようとする勢力とその手先ですね。彼等は、反権威、反権力、反体制を標榜して日本人を洗脳した。
餓鬼大将と言うのはドラえもんでいうジャイアンでしょうけれどあまりいい描かれ方はしていない。また、級長は、森田健作的な人間でしょうけれどこれもあまりよく描かれていない。

要するにリーダーはいない方がいいという事ですよね。だから親父もいなくなった。なんでも言うなりになるけれど、言わなければ何もできない人間を戦後教育は大量生産するように仕向けられた。これって植民地教育ですよね。

それから、組織のリテラシーですね。それを土台から破壊した。それも団塊の世代巣を使ってですよ。これで日本の組織力は著しく低下した。いまは、親父たちが残した遺産を食いつぶして生き延びていますが、それも時間の問題ですね。

哀しいかな、皆も、この点に関しては、常識だし、私は、あなたより優秀で、わかり切った事を言わないで、教える事はあっても教わる事はないと思い込んでいますから、どうにもならない、教えられない。
そんなことは教わらなくてもできるし、当たり前な事と思い込んでいる。情けないですけれど、どうしようもないですね。皆がやってきた事は総て駄目だと教え込まれてい為すから。
本田宗一郎は立派だというだけで、本心から本田宗一郎から学ぼうしていない。
本田宗一郎はいわばたたき上げの親方ですよ。仕事には厳しかった。その厳しかったことは言わないで、潔く引退したとか、若い連中の意見を重んじたとか、自分の都合のいいところだけを都合よく解釈をしている。本当の親父は頑固で妥協を許さない人でしたよ。

注意をすれば、人の話を聞いていないとか、下の意見も聞かないとか、私の事ねバカにしているとか、認めていないとか、仕事をしていないと思っているんでしょとか、話にならないですね。

ただ、自分のできる事も限られてきたなと痛感しています。

組織は仕組みなんです。自動車やコンピューターと同じように運転操作をしないと動かなくなるんです。無茶な使い方をすれば壊れてしまう。

皆を認めていますし、皆の考えに沿って存分にやればいいんです。干渉しようとも思っていません。
ただ、それと組織運用とは別物なのです。

車を運転して好きな事をすればいい。でも運転には免許書がいるんだという事を忘れないでほしいんです。そうしないと大事故を起こしてしまう。事故を起こしてからでは遅いのです。

今の日本人はそれがわかっていない。運転を教えてやると言ってもそんなのわかっていると言って運転を覚えようとしなければ、いつまでたっても車は動かせないので

社員教育とは何か。それはいい習慣を身につけさせることって言われていたんですけれどね。それも現場の職長が実地で身につけさせるものだと・・・。先日も社員教育の本質はと聞いたら故山の幹部の一人だけが理解していましたね。ほかの人間はトンチンカンでした。トンチンカンと言うより、頭で考えてこねくり回してしまうんですね。訳知り顔で教育とはみたいになってしまう。現実も、実際も、現場も見ていない。

人間なんて弱いものですよ。どこかで他人の目を気にして、どこか言い訳しながら生きていくんだと思います。

自分を信じて、自分に言い訳をしないで生きられればいいと思っています。



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