教育の理想を求めて

人は感情で決断する


人は、理性的に考え、感情によって決断する。
イギリスがEUから離脱する事を国民投票で決したのは、それを如実に表している。

私は、是か非かを論じているのではない。
人が決断するのは、感情的作用であり、感情の持つ重要性がそこにあると言いたいのである。

だから、人は、感情を制御する術を学ぶ必要がある。
そして、それが教育の一つの目的でもある。

現代の経済学は、理性的な人間像を前提としているが、それが根本的な間違いなのである。

経済的動機は理性だけでは推し量れない。

この世の中は、確かな事より不確かな事が多いのである。
我々は曖昧模糊とした漠然とした将来に向かって決断するのである。
決断とは、決して断じる事である。

決めるという事は、決めた以外のことを捨て去る事である。
未練を捨て去る事である。
だから、感情の爆発によって決めるのである。

感情的に決めるというと悪い事のように受け取られがちであるが、決断というのは、感情作用なのである。
決断は、瞬発的な行為である。
感情的になるから決断できるのであり、単に、論理的にできる事ではない。

感情の爆発がなければ決められない。

決断は、一種の論理の飛躍である。
だから、決断は高揚感がある。

もっと感情を肯定的に受け止める事べきなのである。

感情には感情の働きがある。
感情的になる事が問題なのではない。
感情を制御できない事が問題なのである。




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