教育の理想を求めて

情報は縦の流れだけではない


情報は縦の流れだけではない。
情報には横の流れもある。
そして、マネージメントは、主として横のつながりを付けていくことである。
このことを理解していない管理者が増えてきている。

今の管理職は団塊の世代が厚かったため、担当者の時代が長かった。担当者というのは、自分に与えられた仕事だけを見ていれば済む場合が多い。
かつては、若いころに部門の責任者を経験させることで横の調整を身をもって覚えさせたものだが、それができる人が少なくなった。

そのために、マネージャークラスになって横の連絡ができない人が増えたのである。

横の情報の流れは要〃が重要な役割を果たしている。

縦の流れが強くなると、並行作業とか、他部門との連携作業とか、相互作用が働かなくなり、組織は、バラバラに解体していくことになる。

担当部署の上司と部下が二人だけで打ち合わせてもおのずと限界がある。

責任者の役割というのは、上部機関と関係部署との連絡、調整にある。
横の連携が取れなくなると縦の関係だけが強くなりすぎ、相互の牽制が聞かなくなり、組織は暴走する。

組織の暴走を防いでいるのが組織の相互牽制装置である。

縦方向の情報がきつくなると組織が縦割りになりがちになり、セクショナリズムを生む原因ともなる。
俗にいう風通しが悪くなるのである。

仕事の論理

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