自然・その他

 社会空間の基礎には、国際環境のような社会を取り囲む空間があり、更に、その基礎には、自然環境や状況といった空間が拡がっている。

 戦争や恐慌といった国際情勢や経済情勢が及ぼす力は、抗うことのできない圧倒的な影響力を持って迫ることがある。また、天変地異のような自然環境の変化は、我々の生活を根本から覆してしまう。

 平和は、いかに守られているのかを知る事は、戦争の意義を知る事である。戦争の意義を知るためには、国家の役割や国民の在り方を知る必要がある。ただ、戦争は嫌だ、平和は良いと言った短絡的な考え方では、平和は保てない。その為には、世の中の仕組みを知る必要がある。

 我々が、文明社会を築き上げる以前は、自然災害や天敵のようなものから身を守り、食糧を確保することが主な教育であった。しかし、この根本的な目的は、失われたわけではない。忘れられているだけである。時折、自然が猛威を振るい、人間が大きな災難に出逢った際、思い出される。しかし、喉元過ぎれば熱さ忘れるで、災害が過ぎ去るとまた忘れられてしまうのである。

 世界空間にせよ、自然空間にせよ、我々の生活の底辺で、決定的な影響力を働かせている場である。我々が学習すべき対象は、この世界空間や自然空間の中に潜んでいる。この世界空間や自然空間は、我々に対し開かれた場である。無限の可能性を与えてくれる空間である。また、我々を破滅させる力も秘めている空間である。そして、自己の空間と最終的には、一体となるべき空間なのである。




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